未だにベースアップ評価料Ⅰを取っていないのですか?
無床医療機関でベースアップ評価料Ⅰ(以下、ベアⅠ)をまだ算定していない―― この状況、実はかなり多く見受けられます。
理由を伺うと、ほぼ次のどれかです。
- 制度が難しそう
- 後から返還になるのが怖い
- 事務職も対象になるのか分からない
- 結局いくらになるのか分からない
結論からお伝えします。
クリニック運営を行う上での人件費を“感覚”ではなく“制度”で上げられる状態をつくることです。
結果として、人材確保・定着に効いてきます。
ベースアップ評価料Ⅰとは?(まず押さえるべき前提)
ベースアップ評価料Ⅰは、看護師・リハビリ職など医療従事者の継続的な賃上げ(ベースアップ)を行う医療機関を評価する診療報酬です。
- 一時金ではなく「継続的な賃上げ」が前提
- 対象は医療従事者
- 病床の有無は関係なく、無床医療機関でも算定可能
【重要】事務職の扱いは要注意
ベアⅠで最もトラブルになりやすいポイントです。
原則
医療事務(受付・会計・レセプト業務のみ)は原則対象外です。
例外(対象になり得る職種)
- 医師事務作業補助者
- 看護補助者・歯科助手
これらは医療従事者の補助として診療に資する業務を担う職種であり、 業務実態を整理し「なぜ対象なのか」を説明できることが前提です。
いくら見込める?【年間算定額の具体例】
計算式
年間見込み額 = 算定回数 × ベアⅠ点数 × 10円 × 12か月
例①:外来中心の無床クリニック
- 初診:月80回
- 再診:月1,200回
- 合計:1,280回/月
- ベアⅠ:6点/回(例)
1,280 × 6 × 10 × 12 = 約92万円/年
だいぶ小さく見積もっている気がしますね・・。笑
例②:訪問診療
- 外来+訪問診療:月1,000回
- ベアⅠ:6点/回(例)
1,000 × 6 × 10 × 12 = 約72万円/年
月では小さい。年で見ると無視できない。
しかも原資は「新たな持ち出し」ではありません。
参考資料・一次情報
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見届けのままにしていることが、最大のリスクです。
まずは「自院でいくらになるのか」を数字で確認してください。
